星降る夜のおとぎ話 [墨彩詩書]
夏の夜、星降る夜は二人して ヒソヒソごっこを致しましょう。
この夏、夫婦仲よく過ごしたいと思っているあなた達には簡単に出来て
効果抜群の夜話ごっこ。
ポイントはただ一つ、少し暗めの電灯とヒソヒソ声で話すこと。
決して大きな声を出してはいけません。
大きな声は降りかけた夜空の星をびっくりさせて、
「いいムードをこわすなよ~」と途中でストップしてしまうかもしれないからです。
暑いからと言って団扇なんかもバタバタあおいではいけません。
夜空の星も何か気ぜわしくなって、ピュ-っと行き過ぎてしまうからです。
そして、暑いからと言って二人の距離はあまり離れていてはいけません。
むしろ擦れ合うぐらいがいいのです。
だってだって、小さな声で話すのですから近くにいないと聞こえないからです。
長い事夫婦している二人には、もう話題なんてないと思われるかもしれませんが
決してそうではありません。
話題を見つけようとしていないだけなのです。
話題のないあなた達には簡単な話題創作法を教えます。
ヒソヒソ話の初日には50音順に「あ」のつく話題を探します。
「アリが首を傾げてるよ・・あり~?」なんて冗談をまず最初にいいながら
お互いのほっぺを指先でとんとんとつつきあうのです。
いやいや、ほっぺばかりではなく上から下まで「あり~?あり~?」と言いながら
男女交互に5分ぐらいつつき合ってみるのです。
なんだか書いている私がバカバカしくなりそうですが、これは意外と楽しい遊び。
笑い声が我慢しきれず、ヒソヒソ話から始まった話題が
大騒ぎになってしまうようなことになってしまいましたが悪しからず。
「キラキラと 星降る夜のお話は 夢が広がる 花も咲く」
この場合、つつき合って笑いすぎて花が咲くより鼻の穴が膨らむ気がしますが
それもまた良しと言う事で・・・
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