芸術家気取りの手描き綿シャツ：土暖の　おーい、元気かい！：SSブログ

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芸術家気取りの手描き綿シャツ　[手書きTシャツ] [編集]

今日は立秋。

これからが暑さ本番？と思われる時にもう秋とは何か腑に落ちませんが
私としても今日は真夏のTシャツではなく、長袖の綿シャツをご紹介させていただきます。

立秋とは言え長袖とは暑苦しそうな感じですが、白地の綿シャツはこれがなかなか優れもの。
綿の持つ爽やかなイメージと墨主体の濃淡が涼しげな新鮮さを感じさせています。　

私の場合、作品の殆どが一品作品ですので設計図とか下書きとかはなく
そのほとんどっがぶっつけ本番。

数点描いたこの綿シャツの場合でも、全て一つ一つ思いつきのデザイン。
何故か私は同じ物をたくさん作るのが嫌いなのです。
実の所、同じ物を数作ったほうが熟練したり、完成度が高くなったり、
短時間で描けるようになったりして良い事ばかりのような気もしますが
なぜか出来ない自分がいて不思議です。

そんなことで、私の作品はその殆どが自分にとっての貴重品。
出来が良いとか悪いとかの問題ではなく、全ての作品にその時々の思いが詰まっているのです。
というか、その作品作りの過程を心底楽しんでしまっているからかもしれません。

この綿シャツはもともと手描きするように作られているものではありませんから、
前ボタンの折り返しやかがり部分、縫い目部分などが災いして筆が進まなかったり
墨を吸いすぎたりと、とても書きにくかったり致します。

そして極めつけは、描いているときの色と乾いた時の色がかなり違って後になってから
「あら～・・がっかり」なんて事が殆どです。
これも、毎日の仕事なら慣れてきますが、私の場合シャツが描けたら今度は陶芸、
それに飽きたら次は墨彩と、どんどん作る物が移り変わって本当に困ってしまいます。

しかし、それほどの飽き性や浮気者でもありません。
今までに作った作品の数や質・種類がそれを証明しているとおもいますが、
何か足りない気がして仕方ありません。

どなたか教えてくださいませんか？足りないものを・・。