絵本・駄じゃれの海の水族館・その3 [絵本]
おや?ここからは昔なつかし、丸窓の覗き窓になっているぞ!
それにどこかでみた事がある形だと思ったら、回転寿司で使われているお皿のようだね!
こんなお皿でおすしを食べると、切り身しか知らない現代っ子でも元の姿が分かっていいね・・。
「かに・・・ジーと見てもいいカニ?なんて寒いかな」
「ぶり・・・エヘへ、ボクはおならしたことがないよ!へ~?」
「あなご・・・隠れてパクリか、あなこわい」
「あまだい・・・これはだれだい? あ、ママだい!」
アマダイの窓が大きいのはなぜだろうね?それは普通のお皿という事でさらりと流して次に行こうよ。
「ふぐ・・・たくさん食べすぎてお腹ふぐれたのかな?」
「たい・・・くさくてもたい。いやいや、腐っても鯛だね」 なんて書いてあるのかな?
「たいはめでたい 魚の女王。 ほめられて、ほんのり私は桜色。だってさ!」
「はたはた・・・釣られてしまってはたはた困った」
「いか・・・ドウじゃい、今まで見てきて駄じゃれがイカに難しいかわかったいか?」
これが今回最後の覗き窓だからよ~く見ておくんだよ!
「えび・・・うん、なるほどなるほど、A&Bなのか・・・」
あー楽しかった。
「でも、仙人のおじさん」
「とても参考にはなったけど、どうしたらボクたちも上手く面白い事が言えるようになるの?」
とメダカの中の一匹が尋ねたそうじゃ。
「それはねー、やっぱり好きになって何度も何度も修行しないと駄目なんじゃ」
「どんなことでも、一生懸命勉強や練習すればうまくできるようになるんだよ!」
「そうか、じゃあさっそくみんなで心を込めてお願いしようよ!」
と、メダカたちは仙人の呪文を勝手に唱えなじめたんじゃ。
「だれじゃ、だじゃれじゃ、あんたはだじゃれ」
おおおおお?するとどうだろう・・・
むくむくむくと、あたり一面にシャボン玉のようなものがいっぱい浮かんできて、
一瞬何も見えなくなってしまったそうな。
シャボン玉がパチパチとはじけて、ハッと気が付くとメダカたちはみんな元の水槽に戻っていて
机に全員座っているではないか・・。
おや?自慢げに駄じゃれを黒板に書いているのはだれじゃ?
と、よ~く見るとそれは仙人が変身した先生だったのだ。
これも仙人の駄じゃれ修行のひとつなんじゃそうな。
そんな様子を水槽の外から楽しそうに見ているのはだれじゃ??
おやおやおや・・・?お洒落な着物を着たトトちゃんだったんじゃよ・・。
駄じゃれを一生懸命勉強してお洒落になったのかな?
チョンチョンチョン・・今回の紙芝居はこれでおしまい。
最後まで読んでくれたみんなありがとう!
駄じゃれがいかに難しいか、
そんな絵本を作るのがいかに難しいか身に沁みて分かったのは、実を言うと私自身。
あ~あ、まだこれかも勉強だなんて、信じられな~い。
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絵に特徴があって、可愛いですね。
可愛いって 変ですね。
味がある!ということです。^^
by (2007-10-30 17:54)
紙芝居屋のおじさん、とっても楽しい絵本だったよ♪
ダジャレも尾も白かったしね♪
それにしても大作でしたね~。
by (2007-10-30 18:18)
風子さん
絵に特徴があるとはうれしいお言葉をありがとう。
私には一番のほめ言葉なんですよ!実は。
絵はうまいへたより、誰が描いたかということが大切と
私は思っているのですから。
タクさん
紙芝居、初めての大作で悪戦苦闘しました。
もしもし・・・
じつのところ、ダジャレをもじって呪文の「ダレジャ」を考えたのじゃが
そこのところがよく理解できたのかな?
by 田吾作 (2007-10-30 19:46)
いつも味のある作品で、温もりを感じさせます。
by (2007-10-30 19:51)
ありがとうございます。
昔の職人風のぬくもりを大切にしたいとは思っていますが
一真さんの建築技や木に対する情熱には勝てませんね。
by 田吾作 (2007-10-30 20:25)
こんばんは^^
素敵なお皿の絵、何か味わいがありますね〜♪
ダジャレも素晴らしいです☆彡
by いろは (2007-11-01 21:27)
いろはさん
ダジャレはダサイおしゃれの短縮語なのかそれとも
誰でもできるんじゃ!の短縮語なのかどうなのか
実際のところよくわかりませんが、この冬は
ダサくてもおしゃれに行くのが私の目標です。
by 田吾作 (2007-11-02 17:38)