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お雛様・絵雛・昔の智恵が狭いお部屋にも飾れま~す。 [お雛様]

 

ひな祭りは一年の内でも一番寒い時期の行事である。
もっと暖かい時期にすればいいような気がするがどうなんだろう。
ひょっとして、昔の人の智恵がここにも隠れているのではないだろうか?

お雛様は可愛くて華やかで楽しい。
真っ赤な毛氈とか灯りをともす雪洞とかお屠蘇とか、
私にはことさらの作為的盛り上げ方が感じられてならない。

寒い時期、今と違って暖房もろくにない部屋できっと子供達は
炬燵に丸まってしまって、何を言ってもそこから出ようとしない事が容易に想像できる。

きっとこれは「私だって、だって~ 炬燵で丸まっていたいのに~~ぶつぶつぶつ・・・」
と心の中で叫びながら我慢して美味しい煮物を作るお母さんの
必殺陰謀作戦に違いないと私は分析する。

寒い寒い時期だからこそ、なまかわになりがちな子供心をくすぐって
みんなにお手伝いをさせてしまおうという事なのだ。

最近の子供がするのかどうかわからないが、私の子供の頃には「ままごと遊び」というのが
日常的にあったような気がする。

紅顔の美少年でもてもてだった私の幼少の頃は、
時々近所のミヨちゃんが私を誘ってくれて、「あら~お父さん帰りなさい!お疲れ様でした!」
「熱燗が用意できていますよ・・お父さん!」
「まあまあ、そんなにしゃちほこばらないで、膝を崩してお召し上がりくださいな~・・・」
「芋の煮っ転がしだってちゃ-んと出来上がっているんですからね!」

砂場で赤茶けた葉っぱをお皿にたとえて、おでんとか芋の煮っ転がしをよそってくれた。
熱燗は縦長の小さな棒切れで、小石が盃という具合。
それでもグイッと一杯呑んだふりをして、「あー美味しかった、お母さんも一杯どうだい!」
「あら~いいのかしら?恥ずかしいわ!」などといいながら
ぐいぐいぐいとおかわりをして呑んだりして、もう女はどうしょうもないんだから~・・・。

ある所に住む「なまかわでぐうたら」なある女性にふと昔を懐かしむ時間がたまたま訪れた。
昔、おままごとをしたときの事をボーと懐かしく思い出していた。
突然、ぐうたらさんが、はっとしてあっと叫んでガバっと起きて叫んだ。

「!あ・・一年で最も寒いこの時期はみんなで遊んでしまえばいいのだ~」
そうすれば、寒さも忘れてみんなで楽しき時間が過ごせるかもしれない!・・・と。

しかし寒い寒いこの時期、外は雪で出られない。
ならば家の中で、小さな一坪庭ならぬ一坪ミニ宴席はどうかしら?

どうせ楽しむのなら豪華にムーディにしてしまおう!
そうだ、お酒も呑んでしまおう!しかし酒乱の私は心配なので甘酒でがまんしよう。
菱餅も欲しいなー・・。

部屋ではちょっと暗いけど、どうしようかな~とぼりぼり頭をかいたら閃いた。
ボリボリちがうボンボリの灯りも点けて楽しい夜も演出してしまおう!!

な~んて感じで、思いついた事が近所の評判になり全国的に広まったということのようだ。

ところで、上のお雛様は前後に並んだ絵雛様。
全国的にも珍しい絵雛様で、狭い最近の団地生活では横に広がって座ってはいられない
そんな時代を反映しているのかも?
もしくは女性が強い最近の風潮の表れか、「私が前よ、あんたは後ろ」ナーんて
いわれて少しむっとしながらも後ろで我慢の男の子。

しかし、しかし。
夜ともなれば一杯飲んで、もうどうでもなれ!とばかりに座りながらのジャズダンス。
ズンタ・ズンタタ、、、ずんずんずん。
雪洞まで一緒になって踊りだす始末で、とうとう小枝に花までついてしまいました。

「楽しき事は善きことかな」と誰かが仰っているが、やはり楽しい事が物事の基本である事は否めない。
が、しか~し 苦しさを乗り越えてこそ楽しさが感じられることもまた事実。
ぐうたらもアイデア次第ではみんなに喜ばれる行事の発見に繋がる要素の一つかもしれないですね!

団地の狭い部屋でお雛様を広げるのは大変というお方に最適なこの絵雛。
昔は時期を過ぎるとすぐかたずけないとお嫁に行けなくなるなんていいましたが、
もう行ってしまった人も多いので一年中部屋飾りとして利用できるのです。
ちなみにサイズは47cm×25cmでガラス入り。
他に数種類の絵がありますので順次ご紹介する予定です。

作品の詳細は左サイドバーに記載のホームページでご覧いただけます。
お問い合わせはホームページ内のメールもご利用いただけます。


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コメント 5

素敵ですね。気持ちが伝わってきます。
by (2007-12-20 15:35) 

berry

可愛らしい絵雛ですね(^^)
場所もとらないし現代にあっていますね。
私が持っていた雛人形は、顔がリアルで怖かった思い出があります(>_<)
by berry (2007-12-20 21:44) 

junsbar

こんばんは、私の日記にお立ち寄り頂きまして
ありがとうございます。
素敵な作品ですね。
また、ゆっくりと拝見させて頂きます。
時間がありましたらまた是非お寄り下さい。
今後とも宜しくお願いいたします。
by junsbar (2007-12-20 23:02) 

もうお雛様^^
温かい気持ちになりますね。
絵も可愛いです^^
by (2007-12-21 06:58) 

田吾作

一真さん
いつもが来場ありがとうございます。
ほのぼの感が伝われば嬉しいです。

berryさん
可愛いと言っていただいて、ほっとしております。
確かに、美人過ぎる顔はホラー物になってしまいますね!
自分似の少し壊れ気味の顔でよかった?と安心やらがっかりやらです。

junsbarさん
忙しいところをありがとうございました。

風子さん
少し早いのですが、お雛様をご紹介させていただきました。
桃の節句という言葉にも何か郷愁を感じ、
寒い冬がなんとなく暖かく過ごせるような気がするから不思議です。
九州遠賀川のほとり・・私も昔行ったことがあります。
by 田吾作 (2007-12-21 17:51) 

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