赤絵の魚絵酒器は方言踊りよりマリリンモンロー [陶芸]
ウー・・・・今日は寒い。
寒い寒い。
こんな寒い日には私の取って置きの秘策がある。
こんなとき、普通は部屋中暖房をがんがんに効かせてゆったりしようと考えるのが普通だと思うが
大奥育ちの私は少し違う。
私の秘策は「寒い寒い」と感じた時、まず知っている限りの方言を使って寒さを表現することなのだ。
まず、名古屋弁で「さむいがや~」と言う。
これだけでは寒さが表現できないので「寒いがや~・寒いがや~」と連続していってみたり、
「さむい~がや」とか「さ~むいがや~」とか言い方を変えて言う。
何度も言ううちにリズム感が出てきて、それを和音のごとくハモッてみたりする。
数回歌ううちにだんだんと調子が出て手足も動き出し、まるでブロードウエーのダンサーのごとく
軽やかに足を上げてラインダンスをするイメージが出てくる。
もうそうなったらこちらのもの。
スター気取りでくるりと一回転してみたり、
親指と人差し指でピストル形を作って「さむいがや~パン・さむいがや~パン」とやってみたりする。
ワンツースリ・ワンツースリーを「寒いがや~・寒いがや~」に置き換えながら歌い踊る。
むーん・・・もうこうなったら止まらない。
志村けんの馬鹿殿様とか往年の三橋のミっチー(?)になってしまったのごとく
踊りまくってみたりしてしまう自分が怖い。
名古屋弁の次は鹿児島弁にすると「さむ~ごわすの~・ごわすの~」
となるのかどうか分からないけれど置き換えて歌ってみる。
関西弁ではどうだろう。
「さむいんとちゃいまっか?ちゃいまっか?」 「さむいんとちゃいまっか?ちゃいまっか?」 ずんずん♪
となるのはどなたがやっても同じであろう。
数分後「ハッ」と気がつくと汗びっしょりだったりするから、これはやめられない。
しかし、方言踊りは本当に寒いときだけにしておかないと、ばか丸出しになるかもしれない。
そのときは「恥ずかしさのあまりの冷や汗」になることもあるから注意が必要になる。
私は踊りは嫌いとか手足が短くて出来ないとか言われる方には品のよい方法がある。
それは心の底から気持ちを暖める、色を上手に利用する方法。
赤い色はそれだけで心理的に興奮を掻き立てる色でよく知られる。
たとえば、上の写真のような赤い色の魚を部屋に飾ってみる。
この魚はふっくらと丸みをおびていて、優しくほのぼのと暖かい。
目はどこをみているのじゃな?と思うような夢見の目。
全体の丸みは、まるでマリリンモンローの腰のようにプリンプリンしているし、
唇もモンローにそっくりそのもの。
頬のポッとした赤みがなんとなく素朴さを残していていとおしい・・・と思うのは私だけかな?
毎日毎日このような赤い魚に囲まれている私は、まるで羽の生えた天使のようだと言われそうなので
あまり口外しないが、実はこんな理由で心も「ふんわふわ」なのだ。
この徳利もまた「ふんわふわ」の丸出し。
これは髭のある魚でナマズちゃん。
目はまんまるですが、いつもにこやかに笑っていて「うふふ・うふふ」と冷めた心を暖めてくれる。
おか-ちゃんと、いやいや最愛の奥様と二人揃って呑む時はこんな盃で呑むのが
まったくもってお勧めのあったか酒器ぞろい。
二人でしみじみ人生を語りながら呑む時は、あまり言葉は要りません。
「うん・うん そうそう」と、うなずきの表情とにっこり笑顔があるならば
きっと二人は、もう他人には分からないシットリムードの幸せタイム。
赤い色はそんなムードを最大限に引き立てる効果をもつ色なのです。
でも、喧嘩すると大喧嘩になり、もう「赤の他人」となることもありますからご注意を!
むーん、ここで私は心から考え込む、「ロダンの考える人」のように・・・。
ワシを暖めてくれる人はだれじゃ?どこじゃ?
赤色の魚や酒器セットだけでは暖まらんのだぞ!
とどのつまり、やはり最大の暖め道具は赤い色をもつふっくら心の二つの人間なんじゃな!
作品の詳細は左サイドバーに記載の「告井土暖の個人美術館」でご覧いただけます。
お問い合わせはホームページ内のメールもご利用いただけます。
田吾作さんは大奥育ち、私は小奥育ちだったんです。
子供の頃、夜冷たい布団へ入るとシモヤケが痒くなってたまらない。
かあちゃんに「足が痒いよ~」と言うと「足を布団の外へ出してな!」・・・
そんな事を思い出しました。
ちなみに静岡の中部地方では、冷たいことを「ひやっこい」
なんて言い方をしました。
今では死語になりつつありますが・・・
by (2008-01-18 17:48)
タクさん
昔は大奥でもひび、あかぎれ、しもやけが当たり前でしたよ。
手も足もぐちゃぐちゃにくずれて、痛いやら痒いやらの冬でした。
今でも私の右手薬指の付け根は引きつった跡が少し残っています。
by 田吾作 (2008-01-18 18:08)
こんばんは
御無沙汰しておりました。
なまずの徳利の赤 素敵ですねっ
唐紅とでも言うのでしょうか。こんなんでちょっといっぱい!
身も心も温まりますね。(^。^)y-.。o○
by むらさき (2008-01-18 22:19)
こんばんは
可愛らしい酒器ですね。
こんな器で飲んだら温まりそうです。
ナイスな作品です。
by junsbar (2008-01-19 04:35)
この表情がたまらなくniceですね~
by めぎ (2008-01-19 08:44)
むらさきさん
ご無沙汰でした。
あなたの復帰第一弾ブログのコメントがあまりにも多かったので
私は「ゴメン・・・ト」で失礼いたしました。
これからもよろしく。
junsbarさん
ありがとうございます。
高級感よりほのぼの感のほうが私は好きで、
こんな作品ばかり作っています。
めぎさん
niceありがとうございます。
いつもあなたの美味しそうな料理を
よだれしながら見ているのですが、
たまにはこんな器を参加させてみると
ドイツでの食卓がより楽しく演出できるかもしれませんね。
by 田吾作 (2008-01-19 16:33)
田吾作さんは、そのようにして周りの人達を笑わせているのでしょうね(^。^)
私は諭吉さんがドーンと降ってくると暖かくなるのですけど(笑)
by puripuri (2008-01-19 22:10)
大奥育ちの田吾作さん・・優しさと暖かさ感じます。
なまずの酒器セットほのぼのとして好いですね。
by オデコ (2008-01-20 09:01)
puripuriさん
諭吉さんは誰にも分け隔てなく暖かくしてくれますね!
私はどーんと降らなくても、ひらひらでもどきどきと暖かくなります。
その上、野口さんでも暖かくなりますけど!
オデコさん
ほのぼの・・・という言葉をいただいて大変うれしく思います。
毎日を勤めてほのぼのと過ごしたいですね。
by 田吾作 (2008-01-20 11:07)
はじめまして、そしてご訪問ありがとうござました。
とても暖かな素敵な作品ですね^^
また寄らせていただきます。
by Fuu-tt (2008-01-22 00:14)
津軽弁では「しばれる」です。
ネィティブは「し」と「す」の中間で発音します。
今度田吾作踊りに加えてください。
フグの唇・・・奪っていませんか? 吸い付きたくなる唇ですね。
by (2008-01-22 08:28)
milk-kさん
忙しいところご訪問ありがとうございました。
こぎんさん
「しばれる」名古屋弁では縛ることができるという意味で
まったく意味が違ってきますね。
そして、「し」と「す」の中間の発音・・ボク言えなーい。
田吾作踊りはもともと、田んぼで泥に足を取られた様な踊りなので
誰でも踊れてどえりゃあ楽しいでよ~、楽しみにしとってチョウ!
まだふぐの唇は奪っていませんが、同じような唇が家中に
いっぱいなんで、逆にいつ奪われるか心配で怖いです。
みんなには早いもの勝ちといってはあるんですけどね?
by 田吾作 (2008-01-22 17:53)
田吾作さんの方言踊り、想像してたらすごく笑えて笑えて・・・(^^)
楽しく乗り切る、いい方法ですね♪
by rose-k (2008-01-23 22:33)
こんなに魅惑的な唇のふぐさんを枕元に飾って眠ると、いい夢が見られそうですねw
酒器の赤い色が奇麗です。
なまずさん達は、ほろ酔い加減でしょうか^^
いいお酒が呑めそうですネ。
方言踊り、両親の郷里の長崎弁もよさそうです。
「♪ さむかとばい、ホレ さむかとばい ♪」
ね?なんとなくリズミカルでしょw
by パキちゃん (2008-01-24 13:51)
rose-kさん
全国のブログ仲間で方言を持ち寄って、
方言踊りのCDでも出せるともっと楽しくなりそうですね?
パキちゃん
そうなんです。
私はいつもフグのお陰で楽しい夢ばかりみているんですよ!
そして、よく見ていただくとフグの頬はほんのりと色づいて
ほろ酔い加減なんですよ!
パキちゃんは長崎ですか?
「さむかとばい」結構イケそうですね。
by 田吾作 (2008-01-24 18:26)