蓑虫の葉隠れ糸引き遊びたるわが個展と同じかな [陶芸]
地元の可児市で始めての個展開催
とき: 平成20年12月 17日(水)午後2時から23日(火)午後6時まで
ところ: 岐阜県可児市文化創造センター(愛称アーラ) 1階ギャラリーにて
このところブログの更新がままならない。
理由は地元での個展を予定している事が大きな理由のひとつ。
そして、パソコンを買い換えたところホームページの更新が今まで通りにできなくなってしまい
最初から作り直すことになってしまったことが大きな原因なのです。
過去、サラリーマンながらがむしゃらと言えるほどあちこちで個展をしてきた。
還暦を迎えたことを境に自分を客観的に見つめなおす思いと新たな自分再発見のため、
しばしの充電期間を設けようと個展とは距離を置いてきた。
それも、もう5年になる。
気持ちはまだまだ「若いもんには負けやせん」と、心意気はそのままだが
やはり時間的条件的に流され流され、のんびりゆっくりになりつつあるようだ。
若いときとは違って勤めもないのでストレスもほとんどない。
自由気ままな生活は最高だが、やはり物作りというか創作には悲壮感的な気持ち
を常に併せ持つことが必須と感じるようになった。
現状の幸せをかみしめながらも、退化を始めているかもしれない現状を打開すべく
何かをしないといけないと、今回の個展開催と相成ったしだいである。
考えてみれば地元での個展は一度もしたことがなかった。
人口10万の小さな町では大都会での反応とは比較するべくもないが、
また違った反応を楽しみに開いてみようと考えている。
と、ここでどんでん返しが始まって、陶器で作った魚の鼻には穂の散ってしまったススキが
よく似合うことをご存知だろうか?
いや~いや~・・、知らなくてもまったく役に立たないことですから心配するには及びませんが
私はこの誰も知らない秘密?を有効に利用し、鼻から水を噴き上げている魚のイメージを
楽しく演出して、ひとり鼻くそ笑む?いやいやほくそ笑んでいるのだ。
どうしたことか、この鼻噴水を見るといつも扇子から水を吹き上げる曲水を思い出して
「東西・とーざい」と言いたくなってしまうのだ。
我ながら、う~ん、変かも?変よね?変なのよ!と3段活用的自己嫌悪に陥ることもある。
が、しか~し、自己嫌悪も感じるだけなら陥るよりいいと考えることで、
もっともっと変なことを考えてみたいとも思うのはやはり異常なのだろうか?
またどんでん返しが始まって、なぜか手描き「あそぼ」ナプキンが登場する。
もうすぐ個展の時間がきますので今はまだ遊べませんが、
「終わりし 夢みし蓑虫の 糸を引き引き風とたわむる」と、また遊んでくださいね!みなさん。
作品の詳細は左サイドバーに記載のホームページ「告井土暖の個人美術館」でご覧いただけます。
お問い合わせはホームページ内のメールもご利用いただけます。