猫は猫でもこねこね好きの子猫は温暖的座布団が恋しいのでございます。 [不倫の詩]
本日は大雪情報が全国各地で報じられているようでございます。
我が家近辺では温暖化の影響か最近あまり雪は降らなくなった次第ではございますが、
クリスマス前の12月半ばにしては珍しいと言えるのではございませんでしょうか?
我が家の座布団はホカホカと言うよりはひやひやのぺしゃんこ座布団。
昔、大尻姐さんさんがしっかりと座って動かなかったから・・と言うこともありますがね!
そのぬくもりを永遠に保存できないかと思いついて、特にぬくもりを感じる一枚を
選んで丁寧に包んで押入れの一番下に保存して置いたのでございます。
それを、いまさらながらの遠い昔を思い出させる12月の少しばかり早い雪便りが、
いそいそと私の座る隣に都合よく運んできたのでございました。
馬鹿にがつく大尻とて、思い出としては本当に懐かしく優しいものでございます。
それはまさにぬくぬく座布団に座って、尻を振り振りしながら
ご主人様のコネコネにいざなう熱き思いの猫なのでございます。
と突然・・・一筋の鋭い光が座布団に差し込んできたのでございます。
光はどんよりした雪空から、突然の鋭い光に感じましてございましたので
私の懐かしい思い出に一瞬の暗闇を感じさせるほどなのでございました。
一筋の日差しは懐かしの幻的時間を余すところなく消し去って、
雪の白さが黄金色に染まったような現実的温かさを伴ってきたのでございました。
しかしながら、現実はともすると非情なものでございますね!
昔のにおいが染み付いたふっくら温か座布団と思っていたそれは
ただの使い古しの古びたぺちゃんこ座布団でございました。
わずかに動く猫のお尻が私の手に触れることを期待してか、
また雪が降る曇天に戻って欲しい錯覚を期待したのでございました。
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