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たかが一本の線でも、その特徴を知ることが上達への第一歩であり近道 [土暖流教室]

線の練習28.JPG

私の練習方法は誰に教わったとかではなく、ほとんど独学といってよい。

と同時に、私の描く水彩画もほとんど独学であり自分流。

私個人としてはそれをむしろ誇りとしている。

なぜなら独学のほうが個性が出しやすく、ユニークさも自ずと出やすい。

自分だけの流儀とか手法や風格が創作できれば、

この上もなく大きな私的財産となり苦労のし甲斐もある。

ただし独学には大きなリスクやロスも多い。

先生に教えてもらえば簡単にできることでも、

知らないがゆえにたどり着くまでの時間などに膨大な無駄を

費やさなければならないことも多い。

たかが一本の線でも馬鹿にすることなく、

地道な努力がやはり必要と私は考える。

私の線の練習方法は、まず最初に紙の左上から真横に直線を引く。

左端から右端まで一直線を目指して何本も引く。

コツはここからここまで線を引くと決めて、最初と最後は止めること。

最初の線はなるべく細く均一に、できるだけ直線になるよう心掛けて引く。

数本引けたら少し太目の線で同じように引く。

徐々に線圧を増やして、最後は太目の線で横線を引く。

次は同じ横線でも、早く線を引いてみる。

数本ずつ線の太さを変えて早く引く。

次はかなりゆっくりしたスピードで、やはり太さを変えて引く。

次はわざと線をびりびりさせながらが引いてみる。

たかが一本の線でも、その引き方とか太さとかによって

かなりの表情がそこに現れることに気づくことが大切なのだ!

引いてみれば分かることだが、右利きの人の場合

一番引きやすいのが左端から右端に引く横線。

横線以外の縦線・斜め線などは以外なほど難しい。

つづく

土暖工房ロゴ3.jpg

告井土暖の独学的水彩画は鉛筆での骨描きがかなり重要。

土暖流骨描きの水彩画は上の「あら・まあバナー」か「線描き写真」

をクリックしてホームページ「告井土暖の個人美術館」にてご覧ください。


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