熟れた香りの姫りんご

散歩の途中に見つけたピラカンサを家の方にお願いして一枝頂いてきました。

小さなオレンジ色の実がいっぱいついていて綺麗ですが、この木の葉っぱが私は好き。
すらりと細長い形も好きですが、もっとも好きなのはその色。
新しい葉と古い葉、先端と根元に微妙な色の差があって、
グリーンの美しいハーモニーを奏でています。

その後ろで姫りんごは熟れた香りを強く放って、
ピラカンサの色のハーモニーに甘い香りを添えてくれています。

この絵にも直接思いついた言葉を書いてしまいました。
「赤い実いっぱい　夢の数　熟れた香りのひめりんご」
絵そのままの文章ですが、自分の中では少し深い意味を感じているのです。

高級で立派な素材を描く時はその姿かたちに目を奪われて
ついつい立派な絵を描こうとしてしまいますが、
身近な素材を描く時は思いを込めて描きましょう。

たった一枚の絵、意味の見えない絵にも深い思いがこめられている事を
思いめぐらせながら見る事も楽しいですね！

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