リンゴは誘惑、グラジオラスは用心・堅固・密会が花言葉 [手描きはがき絵]
「誘惑」 という言葉には、なぜか甘く切ない香りがする。
アダムとイブがリンゴを食べて楽園を追われた・・
それが理由でリンゴの花言葉は「誘惑」なのだそうな?
ここで疑問が早々と沸き起こる。
リンゴは果実であって花ではないので花言葉と言うには何かそぐわないが、
白く可憐な花であるリンゴの花を思い浮かべれば、
「誘惑」はピッタリそのままと言えるのかもしれない。
グラジオラスの花言葉は「用心・堅固・密会」なのだそうな。
なぜそういわれるのか自分流に反省をしてみた。
昔、あるところに若く美しい青年がいた。
青年はリンゴを片手にグラジオラスの花を贈って彼女を誘惑しようと試みた。
彼女もまた美しく可憐で、まだ幼さを残していた。
青年はグラジオラスを差し出して言いました。
「君はこの花のように絶えることなく、いつまでも咲き続ける美しい花」
「君といれば、永遠な色と香りに包まれて素敵な日々が過ごせそう!」
美しく可憐な彼女が感動しつつも「この花はグラジオラス」と答えようとしたとき、
折りしもお昼時で、正午のサイレンが鳴ってしまった。
まだ幼さが残る若き乙女は、条件反射的に
口からの「グ」よりお腹からの「グ~・・」が少し早く出てしまった。
今日は早起きをしておなかがすいていたのだ。
彼氏の片手にはリンゴが握られていたので、
つい奪い取って大口で「パクリ・・」「ガブ・・」「ムシャ・・」
ゲゲ・・と、驚いた彼氏はつぶやいた・・・
「グ・・グラジオラスの美しさはリンゴに劣るのか?」と。
美しさの裏には複雑な事情がいろいろあるものだと悟ったのだ。
そのときから、グラジオラスの花言葉を「用心・堅固・密会」と
昔素敵だった「土暖彼氏」は悟ったのだとさ・・。
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