かえる 蛙 帰る 生活変える楽しく変える、は蛙作りから始まるのだ [小枝遊び]
ゲロ ゲロ ゲロ、ブオー ブオー ブオーとうるさい蛙。
昔は蛙の一生を身近に見ることができた。
まだ寒い頃、どこにでもあった田園風景の中に水田があり、
なにやら「もやもや・ふわふわ」
と、得体の知れない物体があった。
それは春の到来とともに成長しおたまじゃくしとなり、
やがて蛙に変身した。
心優しい私は決してしたことは無いが、
蛙の尻から空気を入れてパンパンに膨らませ、
遊んでいる子供がいたのを何故か今思い出した。
膨れ上がった蛙は水にもぐれず、目を白黒させてただ驚くばかり。
子供はかわいいが時として残酷なことを意識なしでする。
だが、大人の私はそのようなことはしない・・とお思いでしょうが、
一度で良いから蛙の尻に空気を吹き込んでみたい・・?
小枝遊びの途中、気分だけでもと試してみたが
紙の蛙ではすーすー・ぺらぺらと空気はズズ抜け。
ならば寄らば大樹と紙切れ挿して「プー」と一言のたもうた。
昔入れた空気を今抜いてあげたような気分なのである。
腹から空気が抜けると、気分すっきり心もうきうき。
今夜は玄関先にこの小枝スタンドを置いて「お帰るコール」。
父さん帰って気がついて、でっぷり出た腹へこませたが遅かった。
すかさず母さんのたもうた、
「とうさん、ここでプーしても腹はへこまないのよ肥満体では!」
プーとかゲロゲロ・ボーボーとかの言葉が意外とふんだんに
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