墨彩画 井戸端会議 [墨彩詩書]
お地蔵さんがほほを少し赤らめながらうわさ話を楽しんでいます。
「あら、まあ そうなの うふふ・・」
世の中にヘタウマという言葉がありますが、まさにこの絵はそんな感じ。
墨彩画としては決して上出来とは思えなくても、何だか楽しそうな感じが出ていて
自作品の中でも好きな絵の一枚です。
回りに散らした言葉が絵とよくマッチして、間の抜けたホンワカ空間が出来ました。
「あら、まあ そうなの うふふ・・」とは普通、墨彩画を書く時には思いつかないし考えられない
言葉ですが、書いてしまってから嬉しくて「にやけ顔」になっている自分がいました。
な~んていう自分はやはり変人なんでしょうか?
物作りの一番の楽しみは、たまに味わえる自己満足。
完成した作品から、後になって味わえる「うふふ・・」のにやけ顔は
きっと最高の自画像なんだと思います。
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