ファッションセンスと魅力作りはオリジナルで素敵な話題づくり [手書きTシャツ]
私は貧乏人である。
しかし、貧乏を恨んでもさげすんでも嘆いてもいない。
むしろ貧乏を楽しんでいると言ってもいいような気がする。
でも、今のような心境は若いときからの積み重ねがあってこそ言えることなのかもしれない。
Tシャツに自分で絵を描いて着るのも、実は私が欲しいと思うものは総じて高くて買えないし、
田舎に住んでいるとほとんど見ることもできないし見つけることも困難なのだ。
時々雑誌などでスマートな着こなしの素敵な写真などを見ても自分とは関係のない話と
あきらめるか、もうどうでもよいと全てあきらめて周囲を気にしない格好で
年配然としていてもだれも不思議とは思わないだろう。
たまたま絵を描くことから始まった自分の趣味が多方面に広がって
Tシャツに手書きすることまで始めてしまったのであるが
実のところ、最初は自分で描いたシャツを自分で着ることはかなりの抵抗があった。
恥ずかしくてとても着ていられないのだ。
シャイで全国的に有名な私?なので当然と言えば当然なのだが、
どう考えてももったいない気がして清水の舞台から飛び降りるくらいの思いで着てみると
意外や意外、かなり注目を浴びているようである。
注目を浴びることが嫌いな私なのでそれが最初は我慢できなかった。
しかし、数回着ているうちに不思議とそれにも慣れて今やそれが自慢に思えるくらい
個性的な手描きシャツを着ることが楽しくなった。
着ることが楽しくなると、着るだけではなくコーディネートも楽しくなって
ジーパンとか今はほとんど着ないスーツなどとの組み合わせも楽しめて飽きない。
コーディネートといえば服同士の組み合わせばかりではなく展示方法
にもその考え方が生かされて、今回はTシャツ用コーディネートマネキンとして
顔の絵をこれまた手描きしてシャツに貼って雰囲気を出そうと試みた。
客観的には誰も何にも言わないのでよく分からないが、
自分で自分を楽しむとか自分探しという点においては成功といえるような気がする。
作品の詳細は左サイドバーのホームページ「告井土暖の個人美術館」でご覧いただけます。
お問い合わせはホームページ内のメールがご利用いただけます。
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