夏でござる 魚でござる 遊びでござる 海と山の避暑地は忙しゅうござる [墨彩詩書]
とうとう今年も7月に入ってしまった。
一年は長そうに見えて実は短い時間。
特に青春に命をささげる自分としては、短い短い。
いつも恋をしていると、こんなに時間が短く感じられるものなのか?
と改めて感慨にふけってしまうおじさんなのである。
が しか~し、時間が短く思える一番の理由は朝起きるのが遅いということに他ならない。
今や私は通勤通学一切なし。
インフルエンザでもないのにいつも自宅待機の状態で好き勝手な仕事をしているのだ。
まさに今の私の心を文字にたとえるならば
「おとと・・おととでおっとっと」なのだ!
その証拠は我が家の部屋の配置というか物の置き方というかが恐ろしく面白い。
あまり細かくは説明できないが、今居る10畳くらいの仕事部屋の左片隅はソファーで
埋まっているが、そこに座ることが少ないのでその前には油絵がいつでも描けるように
キャンバスに絵の具に筆にスケッチブックと、材料とか道具が置きっぱなし。
しかしながら、私は雑然とした環境が好きというのではない。
むしろ綺麗好きのほうだが、そこに何かがあることによって常に何かを感じ、思いつく。
思いついたらすぐ、何かができるようにしておかないと何もできないデクの坊なのだ。
中央の机の上にはいつでも水彩画が描けるように水彩絵の具とかポスターカラーとか
Tシャツに絵を描くための染料とか筆とか絵の具用小皿とかで占領されている。
絵関連のものだけでも染料から水彩絵の具・ポスターカラー・テッパチ・アクリル絵の具・
日本画の顔料から挙句は陶磁器の上絵付け絵の具や下絵絵の具などなど
どこかに片付けてしまえばそれはそれで済むんでしまうことだが、
私にとってはそこにあることがアイデアの源になることが多いのでむやみに片付けられない。
言ってみればちゃらんぽらんな性格なんだろうか?
自分では真面目の塊と思っているが、「おとと、おととでおっとっと・・・」
なんて書いている作家なんてあまり私は知らない・・しらない。
時々自己嫌悪に襲われることもあるが、それが人の真似できない自分だけの個性なんだと
考えると、う~ん・・大切にしなくっちゃーと思ってしまうのも自分らしいところ。
個性とはあまりにも抽象的でよく分からない言葉。
よって、その意味もまた理解の仕方によって千差万別かも?
梅雨のようなないような蒸し暑い日の午後、おっとっとうおじさんの描く写真の魚絵を見て
感じた「夏でござる 魚でござる 遊びでござる、海と山は忙しゅうござる」でござる。
さて、あ~んた~はどんな夏をお過ごしになるのかな?
土暖作品はこちらのホームページ「告井土暖の個人美術館」でご覧いただけます。
おばちゃんのテーブル回り、PC回りも似たような状態です、きちんと片付けると後で探し物に大変です!子供も巣立って、年寄り二人、お互いのテリトリーを犯さない程度に仲良く暮らす・・・これが一番です。
by お好み焼き屋のおばちゃん (2009-07-02 23:47)