雨の中、楚々と美しどくだみの花。十薬と書くどくだみの消臭効果 [手描きはがき絵]
「どくだみ」は漢字で「十薬」と書くようだ。
よくは知らないが、かなりな薬効を持つ植物ということらしい。
そんな私でも、どくだみ茶と言う名は聞いたことがあるし
トイレに挿しておくと消臭効果があるとか・・も聞いたことがある。
花は白くて気品もありかわいいが、消臭効果という割には
つむとかなりな匂いが手に付いてしまってなかなか取れない。
これは「毒でもって毒を制する」と同じで、
香りで香りを制する典型例なのかもしれない。
がしかーし、この植物はあまりうかつには庭に植えてはいけない。
ある日の私はついつい深読みをしてしまい、
体と頭の弱い私でもあるし、貧乏が日常茶飯事なので
庭にどくだみを植えればお茶代がただになるし?などと考えて
一本のどくだみを庭に植えてしまった。
最初の1・2年はまさに楚々と美しく控えめにしていたが、
数年後の我が家は「楚々の家」とうわさされるくらいのどくだみに
占拠されてしまっていたのだ。
切っても抜いても、いたるところに根を張り巡らしていてわがまま放題咲き放題。
うーん、なんだかどこかの誰かにそっくり??
やはり、楚々と美しいものには不安定こそが重要なのかも?
十薬とは、過ぎたる薬効を求めてはいけないと言う
強い戒めを持った格言的な名なのでは?と、私は改めて悟ったのであった。
うむむむむ・・。
あっしはこの辺でそそっと退散といたします。
手描きTシャツやハガキ絵・陶芸をはじめ陶芸デザインを広く紹介する
青いふくろうの子供は緑色。抱っこを迫ってどっこにいきたいの? [手描きはがき絵]
植物の新芽の多くは赤い色をしているのは人間と同じ。
生まれたばかりの動物の赤ちゃんもまた、そのほとんどは赤色。
血が通っている生き物の赤ちゃんが赤色なのは分かるが、
植物の新芽もまた赤いのはなんとも不思議。
この春、とある公園で椿の実をたくさん拾った。
物は試しにと思って水を浸したところに種を10粒ほど置いて様子を見てみた。
数日前にそのうちの2粒から芽が出た。
椿の場合、赤と言うよりは赤茶色の新芽。
日ごとにその背丈を伸ばしてもう7~8センチになっているが、
その時点でもう赤茶色が徐々に抜け始めていて、
緑色がだんだん優勢になりつつある。
またまた不思議なことに軸の途中から小さな芽が出てきたのだが
その新芽の色は最初から鮮やかな緑色。
双葉の色はまだ茶色がかっているが、
あとから出た小さな芽のほうが鮮やかなグリーンとは
もう私の頭では 「よくわかんな~い・・・」
よくわかるのは、なんにしても新芽はどんな色をしていても美しい。
本当に澄むんだ色とはこのような色のことを言うのだ・・と思いつつ、
小さなハガキに色鉛筆を走らせながら私は絵を描いている。
ハガキに描くふくろうの絵は一部限定オリジナルの特別効果 [手描きはがき絵]
陶芸はじめ木彫とかの物作りで意外と難しいのは小さなサイズの作品。
普通に考えると小さなものほど簡単そうに思えるが、
意外とどっこい・・「ひょっこい・まっこい・いってこい」と言いたくなる。
手作り陶芸では指でこねて作るのだから、指より細かい部分は作りにくいのは当然。
そんな場合は道具を使って作るのが一般的ではあるけれど、
道具も使い慣れていないとなかなか思い通りにはなりませんよね!
はがきに描くふくろうも同じで、普通の画用紙に描くときとは少し違って
小さくて描きにくいなー・・?と思いながら描くときが私の場合往々にしてある。
上の絵はハガキに描いたふくろうの絵。
私の気持ちとしては二匹が合体して一匹に見えるところを描いたつもりだが、
どう見ても一匹にしか見えない人は幸せ絶頂の人かもしれない。
見方や見え方など、自由想像することは絵を楽しむコツ。
あなたはどんな風に鑑賞しますか?
ふくろう・魚・花を主なテーマに陶芸・手作り絵本・水彩画などを展示する